こんにちは!週末呑兵衛まこつです。
寒さが厳しい1月の終わり、雪の舞う季節に日本酒が恋しくなりますね。
今回は三重県にフォーカスを当てていきます。三重県と言えば、伊勢神宮、松阪牛、そして忍者文化が有名ですね。
そして三重県の日本酒は、独自の酵母と米で作られる逸品揃い。
その魅力を知れば、あなたの酒生活が変わるかもしれません。
- MK酵母シリーズが生み出す香り高い日本酒
- 「神の穂」という特別な酒米の存在
- 32の個性豊かな酒蔵が醸す多彩な味わい
これらの要素が織りなす三重の日本酒は、全国的にも高い評価を得ています。
特に「而今」や「るみ子の酒」は、日本酒ファンの間で人気急上昇中。
この記事では、三重県の日本酒の魅力を徹底解説します。読めば、あなたも三重の日本酒通に一歩近づけるはず。さあ、一緒に三重の日本酒の世界へ飛び込みましょう!
「神がかりの水」:地域資源を活かした酒造りの新たな挑戦

三重県は、日本酒造りにおいて「神がかっている」と称されるほどの優れた水質を誇ります。特に、鈴鹿山脈や紀伊山地からの豊富な雨水が地下に蓄えられ、良質な軟水として酒造りに利用されています。この水は、酒の味わいに柔らかさとまろやかさを与え、特に清流である五十鈴川の伏流水は、ミネラルを豊富に含み、雑味のないクリアな後味を生み出します。
また、三重県南部を流れる宮川は、2015年に水質が最も良好な河川に選ばれた実績があります。この地域の水は、酒造りだけでなく、米の栽培や料理にも利用され、食材の旨味を引き立てる役割を果たしています。さらに、三重県の酒蔵は、地域の水を活かした独自の酒造りを行い、地元の風土や文化を反映した日本酒を生み出しています。これにより、三重の日本酒は、地域の食文化と密接に結びつき、飲み手に特別な体験を提供しています。
酒米「神の穂」と「三重酒18号」

「神の穂」は三重県で開発された特別な酒米で、地域の豊かな自然環境が育んでいます。伊賀地域の栄養豊富な土壌と清らかな水により、米の甘みと旨味が引き出されます。精米歩合は55%で、心白が特徴的です。この米を使用した日本酒は華やかな香りとまろやかな味わいが楽しめ、特に和食との相性が抜群です。
一方、「三重酒18号」は、三重県で開発中の新しい酒米で、吟醸酒に適した特性を持ちます。大粒で精米歩合が高く、雑味が少ないため、クリアな味わいが期待されています。地域の農家と酒蔵が協力して育てられ、地域の未来を担う存在として注目されています。これらの酒米は、三重県の地酒の魅力を引き立てる重要な要素です。
酵母「MKシリーズ」

三重県では、独自に開発された酵母「MKシリーズ」が存在します。これらの酵母は、地域の気候や水質に適応し、特有の風味を持つ日本酒を生み出します。特に、MK1、MK3、MK5、MK7、MLA12の5種類があり、それぞれ異なる香りや味わいを持っています。
MKシリーズの酵母は、発酵力が強く、アルコール耐性が高いのが特徴です。これにより、アルコール度数の高い日本酒を醸造することが可能です。酵母の選定は、酒造りにおいて非常に重要で、酒の個性を決定づける要素となります。
地元の酒蔵では、MKシリーズを使用した日本酒が多く製造されています。これらの酒は、香り高く、飲みごたえのある味わいが楽しめます。酵母の力が、三重県の日本酒を一層魅力的にしているのです。
特別純米酒と地域経済の活性化:酒蔵の魅力と酒粕の多様な活用

特別純米酒は、「而今」や「るみ子の酒」が高い評価を得ています。米の旨味を最大限に引き出し、香り高く、口に含むと広がる甘みとコクが特徴です。和食、洋食問わず相性が良く、飲むたびに新たな発見があります。
地域の32の酒蔵は、それぞれ独自のスタイルで酒造りを行います。中規模の酒造りが特徴で、地元の風土や気候を反映した個性豊かな日本酒を提供しています。
酒粕は料理やスイーツに幅広く利用され、甘酒や粕汁が人気です。栄養価も高く、地域の食文化を豊かにする重要な存在となっています。
絶対に飲んでもらいたい銘柄5本
而今(木屋正酒造)
詩のように、今を生きる酒、而今

出典:酒泉洞掘一
- 酒造紹介:1818年創業の木屋正酒造は、三重県名張市に位置する老舗の酒蔵です。伝統的な手法を守りつつ、革新的な技術を取り入れた酒造りを行い、特に「而今」は全国的に人気を博しています。
- 代表作:而今 純米大吟醸
- 味わい:フルーティーで華やかな香り、滑らかな口当たり。
- 呑み方:冷酒、ワイングラスでの飲用がおすすめ。
- ふるさとの味と一献:松阪牛のステーキ。旨味の強い肉質と而今のフルーティーな香りが絶妙に調和し、食事を引き立てる。
るみ子の酒(森喜酒造場)
酒母の夢を紡ぐ 伊賀の大地が育む 生酛の調べ

出典:amazon
- 酒造紹介:三重県伊賀市にある森喜酒造場は、女性杜氏の森喜るみ子氏が手がける酒蔵です。伝統を重んじながらも、独自の感性で新しい日本酒を生み出しています。
- 代表作:特別純米酒 るみ子の酒
- 味わい:なめらかでコクのある味わい、ふくよかな香り。
- 呑み方:冷やして、または熱燗で楽しむ。
- ふるさとの味と一献:伊賀の手羽先。酒のコクが、鶏肉の旨味を引き立て、食欲をそそる。
半蔵(大田酒造)
忍者の名を冠した、地元の誇り

出典:amazon
- 酒造紹介:1892年創業の大田酒造は、伊賀市に位置し、地域に根ざした酒造りを行っています。地元の素材を活かし、少量生産にこだわった高品質な日本酒を提供しています。
- 代表作:純米大吟醸 半蔵
- 味わい:淡麗でスッキリとした味わい、華やかな香り。
- 呑み方:冷酒、またはぬる燗で。
- ふるさとの味と一献:伊賀の名物、伊賀牛のすき焼き。半蔵のスッキリとした味わいが、肉の脂と絶妙に絡み合う。
作(清水清三郎商店)
伝統と革新が織りなす、優雅な酒

出典:amazon
- 酒造紹介:清水清三郎商店は、三重県鈴鹿市にある酒蔵で、伊勢杜氏の伝統を受け継ぎながら、革新的な酒造りを行っています。特に「作」は、全国的に評価される銘柄です。
- 代表作:作 純米吟醸
- 味わい:華やかで上品な香り、なめらかな口当たり。
- 呑み方:冷やして、または常温で。
- ふるさとの味と一献:鈴鹿の鮎の塩焼き。作の華やかな香りが、鮎の風味を引き立て、絶妙なマリアージュを生む。
瀧自慢(瀧自慢酒造)
清らかな水が育む、至高の酒

出典:amazon
- 酒造紹介:瀧自慢酒造は、三重県名張市に位置し、清らかな水源を活かした酒造りを行っています。数々の受賞歴を持つ銘酒を生み出し、全国的に知られています。
- 代表作:純米大吟醸 瀧自慢
- 味わい:上品で透明感のある味わい、フルーティーな香り。
- 呑み方:冷酒、またはワイングラスで。
- ふるさとの味と一献:名張の鶏料理。瀧自慢の透明感が、鶏肉の旨味を引き立て、食事をより一層楽しませる。
結び
いかがでしたでしょうか?三重県の日本酒の魅力を存分に感じていただけたでしょうか。
MK酵母シリーズや「神の穂」といった独自の酒造り技術、そして32の個性豊かな酒蔵が醸す銘酒の数々。
三重の日本酒は、まさに日本酒ファンの心を掴んで離さない魅力に溢れています。
ぜひ、今回紹介した5つの銘柄から、あなたのお気に入りを見つけてみてください。
そして、寒い冬の夜に、三重の日本酒で身も心も温まる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
もし気に入った銘柄があれば、SNSでシェアしてみてください。
あなたの感想を聞かせていただけると嬉しいです。
さあ、今すぐお近くの酒屋さんで三重の日本酒を探してみましょう。
素晴らしい味との出会いが、きっとあなたを待っています。
乾杯!
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