香川発・新時代の日本酒|オリーブと女性杜氏が紡ぐ6つの物語

四国

こんにちは、週末呑兵衛まこつです!四国シリーズ第3弾、今回は香川県です。香川と言ったらうどんが有名ですが、日本酒についてはみなさんどれくらい知ってますか?

  • 少数精鋭蔵元が醸す、個性豊かな地酒
  • さぬきオリーブ酵母を使用した新しい味わい
  • 新時代を切り拓く女性杜氏たちの挑戦

香川の日本酒は、その品質と多様性で全国的に高い評価を得ています。
しかし、その魅力は意外と知られていないのが現状です。

本記事では、香川県の6つの酒蔵それぞれが誇る代表銘柄を紹介します。
各蔵元の歴史や特徴、おすすめの飲み方、地元料理との相性まで詳しく解説しています。

この記事を読めば、香川の日本酒の奥深さと魅力が一目でわかります。
あなたの日本酒の知識が広がり、新たな銘柄との出会いが待っているかもしれません。

香川の日本酒は、讃岐うどんに負けない郷土の誇りです。
少数精鋭の蔵元が丹精込めて造る珠玉の銘酒を、ぜひ一度味わってみてください。

少数精鋭‼︎6つの酒蔵が醸す個性豊かな日本酒

香川県には6つの酒造メーカーがあり、それぞれが独自の個性を持つ日本酒を醸しています。この数は全国で最も少ないですが、各蔵元は品質にこだわった珠玉の銘酒を生み出しています。少数精鋭だからこそ、きめ細やかな管理と丁寧な製法が可能となり、高品質な日本酒が誕生しているのです。

各蔵元は、長年培ってきた技術と地域の特性を活かし、個性豊かな日本酒を製造しています。例えば、寛政2年(1790年)創業の綾菊酒造や、明治24年創業の川鶴酒造など、歴史ある蔵元が多く存在します。

これらの蔵元は、地元産の酒米や清浄な水を使用し、伝統的な製法と新しい技術を融合させながら、香川ならではの日本酒を生み出しています。少ない数ながら、その品質と多様性は、日本酒ファンから高い評価を得ています。

地元産の酒造好適米「オオセト」が生む独自の風味豊かな日本酒

香川県では、地元産の酒造好適米「オオセト」が多くの蔵元に愛用されています。この酒米は、香川の気候と土壌に適応し、豊かな味わいを生み出します。オオセトは、米の芯が溶けやすく、酒造りに適した特性を持っています。

蔵元たちは、このオオセトを使用することで、香川らしい個性豊かな日本酒を製造しています。例えば、綾菊酒造の「国重」は、オオセトを使用したまろやかで上品な口当たりが特徴です。

地元産米の使用は、地域の農業支援にもつながり、持続可能な酒造りを実現しています。また、「さぬきよいまい」という新しい品種も開発されており、これにより香川の日本酒にさらなる多様性が生まれています。

フルーティーな香りを醸す独自のさぬきオリーブ酵母

香川県では、伝統的な酵母に加え、地域特有の酵母も使用されています。特に注目されているのが「さぬきオリーブ酵母」です。この酵母は、香川の特産品であるオリーブから採取された独自のものです。

さぬきオリーブ酵母を使用することで、フルーティーな香りと爽やかな酸味を持つ個性的な日本酒が生まれています。果実のようなトロピカルな香りは、従来の日本酒にはない新しい魅力となっています。

蔵元たちは、伝統的な酵母と新しい酵母を巧みに使い分け、多様な味わいの日本酒を製造しています。この取り組みにより、香り豊かで飲みやすい日本酒が次々と誕生し、若い世代や女性消費者にも支持されています。

清らかな伏流水が育む上質な日本酒

香川県の日本酒は、阿讃山系の豊かな伏流水によって支えられています。この水は、長い年月をかけて地中をゆっくりと通過し、ミネラルをバランスよく含んでいます。清浄で軟水の特性を持つこの水は、日本酒造りに最適です。

例えば、岡田酒造の「国粋」は、阿讃山系の伏流水を使用した手造りのお酒で、甘口で飲みやすいソフトな味わいが特徴です。また、小豆島酒造は、寒霞渓山頂付近の湧き水を使用し、上品でコクのある味わいの日本酒を生み出しています。

蔵元たちは、この貴重な水資源を大切に使用し、香川ならではの繊細で上品な味わいの日本酒を生み出しています。水質の良さは、日本酒造りにおいて非常に重要な要素となっており、その品質を支える大きな要因となっています。

新時代を切り拓く女性杜氏たち

香川県では女性杜氏が活躍し、日本酒業界に新風を吹き込んでいます。彼女たちは、伝統的な技術を継承しつつ、新しい視点で酒造りに挑戦しています。女性杜氏たちは、繊細な味わいや香りの表現に優れ、多くの消費者から支持されています。

例えば、川鶴酒造では女性杜氏が中心となって芳醇で力強くさわやかな味わいの「川鶴」を製造しています。また、西野金陵でも女性蔵人が活躍し、おだやかで芳醇な香りの「金陵」を生み出しています。

女性杜氏たちの活躍は、日本酒業界における多様性を促進し、新たな可能性を広げています。彼女たちの感性と技術が、日本酒をさらに魅力的なものにしていると言えるでしょう。

世界が認める日本酒

日本酒は国内だけでなく海外でも高い評価を得ています。特に香川県産の日本酒は、多くの国際コンテストで受賞歴があり、その品質が証明されています。例えば、綾菊酒造の「国重」は全国新酒鑑評会で20回もの金賞に輝いています。

海外市場への進出も進んでおり、日本食レストランでも香川産日本酒が提供されるようになりました。その独特な味わいは外国人にも好評です。特にフルーティーな香りを持つさぬきオリーブ酵母使用のお酒は国際的注目を集めています。

このように、日本酒は讃岐うどんと並ぶ地域誇る存在として世界へ発信されています。少数精鋭による高品質な日本酒はグローバル市場でも競争力があり、日本文化として重要な役割を果たしています。

香川が誇る6蔵元の銘酒6酒造

「国重」(綾菊酒造)

伝統と革新が織りなす、讃岐の誇

出典:綾菊

綾菊大吟醸国重720ml- 香川・讃岐の地酒・綾菊酒造
米由来の厚みのある旨味がしっかりと感じられる深い味わいで、ひと口飲んだ瞬間に広がる上質な香りが特徴の一本です。讃岐を代表する銘酒「國重」の最高峰のお酒です。阿讃山脈の伏流水と、35%まで磨いた酒造好適米「山田錦」を100%使用して醸した至極...
  • 酒造紹介:寛政2年(1790)創業の綾菊酒造は、地元の酒米オオセトを使用し、伝統的な酒造りを継承しています。名誉杜氏の国重弘明氏は「現代の名工」として知られ、全国新酒鑑評会で20回もの金賞を受賞。地域に根ざした酒造りで、飲み手に喜ばれる日本酒を生み出しています。
  • 代表作: 純米大吟醸「国重」
  • 味わい: まろやかで上品な口当たり、米の旨みと香りが豊か
  • 呑み方: 常温でじっくりと味わう
  • ふるさとの味と一献:讃岐うどん。「国重」のまろやかさがうどんのコシと絶妙に調和し、上品な口当たりがうどんの風味を引き立てます。地元の食文化と酒文化の見事な融合を楽しめます。

「国粋」(岡田酒造)

阿讃の清水が育む、至高の一滴

出典:Sakenomy

國粋 讃岐路 純米 | Sakenomy - 日本酒を知り、日本を知る
國粋 讃岐路 純米 岡田酒造合名会社の商品詳細情報。世界最大級の日本酒データベースを誇る、Sakenomy
  • 酒造紹介:明治末期創業の岡田酒造は、原酒発売の元祖的存在です。阿讃山系の伏流水を使用し、「飲む方の印象に残る魅力ある酒」を目指して日本酒一筋に造り続けています。手造りにこだわり、伝統的な技法で丁寧に仕込んでいます。
  • 代表作: 特別純米酒「国粋」
  • 味わい: ふくよかな風味とコクの深さ、甘口で飲みやすい
  • 呑み方: ぬる燗でコクを楽しむ
  • ふるさとの味と一献:骨付鳥。「国粋」の甘口とコクが、骨付鳥の濃厚な旨味と絶妙にマッチ。阿讃の清水で仕込んだ日本酒が、地元の名物料理の味わいを一層引き立てます。

「川鶴」(川鶴酒造)

フルーティーな爽やかさが魅力の新感覚日本酒

出典:Amazon

Amazon.co.jp: 川鶴酒造 川鶴 讃岐 くらうでぃ にごり 6度 1800ml : 食品・飲料・お酒
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  • 酒造紹介:明治24年創業の川鶴酒造は、地元香川県産の米にこだわり、自家栽培米も使用しています。洗練された蔵人の技により、芳醇で力強く、さわやかな味わいの日本酒を生み出しています。伝統と革新のバランスが取れた酒造りが特徴です。
  • 代表作: 川鶴 讃岐くらうでぃ
  • 味わい: フルーティーで軽快な酸味
  • 呑み方: 冷酒やロックで楽しむのがおすすめ。爽やかな香りと軽快な味わいを引き立てる。
  • ふるさとの味と一献:オリーブハマチ。「川鶴」の軽快な味わいが、オリーブハマチの上品な脂の旨味を引き立てます。香川の海の幸と酒が織りなす絶妙なハーモニーを楽しめます。

「金陵」(西野金陵)

讃岐こんぴら酒、220年の伝統

出典:Amazon

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  • 酒造紹介:創業220年の老舗、西野金陵は最高の酒造りを目指し、原料を厳選しています。江戸時代から”讃岐のこんぴら酒”として親しまれ、金刀比羅宮の御神酒としても愛飲されています。「金陵の郷」では酒造の歴史や文化に触れることができます。
  • 代表作: 大吟醸「金陵」
  • 味わい: 穏やかで芳醇な香り、余韻が長く続く
  • 呑み方: 冷酒で香りを楽しみ、常温に戻しながら味わいの変化を楽しむ
  • ふるさとの味と一献:さぬきの夢豚。「金陵」の穏やかな香りと芳醇な味わいが、さぬきの夢豚の柔らかな肉質と甘みを引き立てます。讃岐の地で育まれた酒と肉の調和を楽しめます。

「春の光」(小豆島酒造)

島の恵みが織りなす、至高の一滴

出典:遊銘館

森 春の光 吟醸生酒 720ml 森國酒造 香川県 小豆島の地酒
・原材料:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・アルコール度:18.0〜19.0・日本酒度:- 小豆島で唯一の酒蔵「森國酒造」ただただ、本当に美味しいお酒を造りたい。そんな思いを感じる吟醸生酒。…
  • 酒造紹介:小豆島酒造は、全国的にも珍しい「島仕込み」の酒蔵です。寒霞渓山頂付近の湧き水を使用し、米の香りや麹の存在感が際立つ上品な味わいが特徴です。小規模ながら、ほぼ手作業で丁寧な酒造りを行っています。
  • 代表作: 純米吟醸「春の光」
  • 味わい: 上品でコクのある味わい、米の香りと麹の存在感が特徴
  • 呑み方: 冷酒から常温まで、温度による味わいの変化を楽しむ
  • ふるさとの味と一献:小豆島の醤油干し。「春の光」の上品な味わいが、醤油干しの濃厚な旨味を引き立てます。島の恵みである日本酒と醤油干しのマリアージュは、小豆島の食文化を体現しています。

「リセノワール」(勇心酒造)

古代米が織りなす、革新の一滴

出典:Amazon

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  • 酒造紹介:安政元年(1854年)創業の勇心酒造は、伝統を守りつつ革新的な酒造りに挑戦しています。宇多津町産の古代米を用いた「リセノワール」は、鮮やかなピンク色が特徴的で、美容と健康に配慮した新しいタイプの日本酒です。
  • 代表作: 純米酒「リセノワール」
  • 味わい: フルーティーで爽やか、お酒が苦手な方も楽しめる
  • 呑み方: 冷酒でフルーティーな香りを楽しむ
  • ふるさとの味と一献:オリーブ牛。「リセノワール」のフルーティーな味わいが、オリーブ牛の濃厚な旨味をさっぱりと引き立てます。古代米とオリーブ牛という香川の新旧の特産品が織りなす、革新的な味わいを楽しめます。

結び

香川県の日本酒の魅力を再発見する旅はいかがでしたか?

6つの蔵元それぞれが誇る個性豊かな銘柄、伝統と革新が織りなす味わい、そして新時代を切り拓く女性杜氏たちの挑戦。香川の日本酒は、讃岐うどんに負けない郷土の誇りとして、今まさに注目を集めています。

特に、さぬきオリーブ酵母を使用した新しい味わいは、日本酒の新たな可能性を感じさせてくれます。また、各蔵元が地元の食材とのペアリングにこだわっている点も魅力的です。

この記事を読んで、香川の日本酒に興味を持たれた方は、ぜひ実際に味わってみてください。地元の酒屋さんや、オンラインショップで購入することができます。

また、香川県への旅行の際は、ぜひ蔵元を訪れてみてください。酒蔵見学や試飲を通じて、より深く香川の日本酒文化を体験することができるでしょう。

最後に、この記事の感想や、実際に飲んでみた感想をSNSでシェアしていただけると嬉しいです。香川の日本酒の魅力を、より多くの人に知ってもらえたら幸いです。

さあ、香川が誇る6つの蔵元の銘酒で、新しい日本酒の世界を探検してみませんか?

乾杯!!

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