豆知識

IWC 2026 SAKE部門の結果まとめ|20周年・59トロフィー受賞酒と注目銘柄ガイド

2026.06.02

2026年5月22日、世界最大級のワインコンテスト「International Wine Challenge(IWC)2026」のSAKE部門で、59本のトロフィー受賞酒が発表されました。今年はSAKE部門設立から20周年のメモリアル開催で、審査会は広島で実施されました。

この記事では「IWCって何?」「全国新酒鑑評会と何が違うの?」というところから、2026年の結果ハイライト、初心者でも手に取れる注目のトロフィー受賞銘柄まで、やさしくまとめます。

IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)SAKE部門とは?

1. 世界最大級のワインコンテストの「日本酒部門」

IWCは1984年にロンドンで始まった、世界で最も権威あるワインコンテストの一つ。「SAKE部門」は2007年に新設され、今年で20周年を迎えました。世界の審査員が、銘柄名を伏せたブラインドテイスティングで評価する厳格な審査方式が特徴です。

2. 全国新酒鑑評会との違い

つまり「全国新酒鑑評会=日本酒界の甲子園」だとすれば、「IWC=日本酒の世界選手権」のような位置付けです。

3. アワードの種類

IWC 2026 SAKE部門 結果ハイライト

1. 全体の数字

2. 11カテゴリーの内訳

普通酒/純米酒/純米吟醸酒/純米大吟醸酒/本醸造酒/吟醸酒/大吟醸酒/スパークリング/古酒/熟成、そして今年新設の「フレイバー・サケ」(柚子・梅・桃などの香味を加えたタイプ)の合計11部門。古酒・スパークリング・フレイバーまで対象に含むのが、国内の鑑評会との大きな違いです。

3. 20周年・広島開催の意味

IWC SAKE部門の審査会は例年、日本国内の酒どころで開催されます。今年の広島開催は、令和7BYで福島県が金賞日本一を獲得した全国新酒鑑評会の本拠地(東広島・酒類総合研究所)と同じく、「日本酒の聖地・広島」の存在感を改めて示しました。

初心者にも知ってほしいトロフィー受賞銘柄

59のトロフィー受賞酒から、初心者の方でも入手しやすく、銘柄として知っておきたい4蔵をご紹介します。

1. 来福 純米大吟醸 愛山(来福酒造/茨城県筑西市)

来福 純米吟醸 愛山(茨城県筑西市・来福酒造)

純米大吟醸酒部門トロフィー受賞。1716年(享保元年)創業の老舗で、酒米の最高峰「愛山」を使った純米大吟醸が今年のトロフィー受賞酒に選ばれました。愛山は栽培難易度が高く希少な酒米で、独特の華やかな香りと旨味が特徴です。

2. 龍力 大吟醸(本田商店/兵庫県姫路市)

龍力 大吟醸(兵庫県姫路市・本田商店)

大吟醸酒部門トロフィー受賞。山田錦の名産地・兵庫県の蔵元で、特A地区の山田錦を使った大吟醸が受賞しました。本田商店は1921年(大正10年)創業、米作りから一貫した酒造りで知られる「米マイスター」蔵です。

3. 梵(加藤吉平商店/福井県鯖江市)

梵 純米大吟醸(福井県鯖江市・加藤吉平商店)

福井県の名門蔵で、今年は「梵・天使のめざめ」が古酒部門「梵・プレミアムスパークリング」がスパークリング部門のW(ダブル)トロフィー受賞。1860年(万延元年)創業、皇室献上酒の実績もある格式高い蔵元です。

古酒は5〜10年熟成させた長期熟成酒、スパークリングは瓶内二次発酵タイプ。どちらも「日本酒の枠を超えた飲み物」として世界の審査員に評価されました。

4. 天美 純米吟醸 蛍天(長州酒造/山口県下関市)

天美 純米大吟醸(山口県萩市・長州酒造)

純米吟醸酒部門トロフィー受賞。2020年に「天美」ブランドを新規スタートしたばかりの新進蔵元ながら、わずか数年で世界トロフィーを獲得した話題の蔵です。山口といえば「獺祭」が有名ですが、「天美」は次の世代の山口を代表する銘柄として注目されています。

9月8日発表「チャンピオン・サケ」に注目

IWC SAKE部門で最も注目されるのは、59のトロフィー酒の頂点に立つ「チャンピオン・サケ」。発表は2026年9月8日(火)ロンドン時間で、選ばれた1本は「その年の世界一の日本酒」として国内外で大きな話題になります。

過去のチャンピオン・サケに選ばれた銘柄は、軒並み入手困難になる傾向があります。お気に入りの蔵元がトロフィーを獲っていたら、9月の発表前に確保しておくのも賢い動き方です。

IWC受賞酒、どう楽しむ?

1. 「IWCトロフィー」表記を店頭でチェック

受賞銘柄は、酒販店の店頭で「IWC 2026 トロフィー受賞」のラベルやPOPが付くようになります。世界的評価のお墨付きなので、ハズレを引かない目安として最強です。

2. 全国新酒鑑評会の金賞酒と「飲み比べ」

「IWCトロフィー」と「全国新酒鑑評会金賞」を1本ずつ買って飲み比べると、「世界の好む味」と「日本の専門家が評価する味」の違いが体感できます。日本酒の奥深さを知る、贅沢な飲み比べ体験です。

3. カテゴリー全制覇プレイ

11カテゴリーのトロフィー酒を年間でコンプリートする楽しみ方も。古酒・スパークリング・フレイバーまで含めれば、「日本酒=吟醸酒」だけじゃない世界の広さを実感できます。

結び|世界が認めた日本酒を、自分の舌で確かめる

IWCのトロフィー受賞は、その蔵の技術力が世界の審査員に通用したという証。「何を選んだらいいかわからない」と感じる初心者の方にとって、IWCトロフィーは安心して選べる目印になります。

全59銘柄の詳細リストは、IWC公式サイトや特設サイトで誰でも確認できます。お気に入りの蔵元・お住まいの都道府県の蔵が入っているかチェックしてみてください。

IWC2026 SAKE部門 ひろしま 特設サイト
IWC SAKE Competition 公式(英語)
SAKETIMES:IWC2026トロフィー受賞酒一覧

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