こんにちは!週末呑兵衛まこつです。まだまだ残暑が続きますね。
盆休み中、全く家から出ない日があったのですが、仕事から帰ってきた嫁さんから
『焼けたなー!』と言われました。そんなアホなと思いながらAIで調べると『家の中にいても紫外線は入ってきて日焼けする』と回答。んー、何も言えなくて。。。夏。
余談はさておきみなさん、秋の訪れを待ち焦がれている方も多いのではないでしょうか。
秋の訪れを感じ始めると、酒好きにとって待ち遠しいのが「ひやおろし」の季節です。
ひらがな5文字ってのも読みやすくてかわいいですね。
ひやおろしとは、春に一度火入れを行った新酒を、夏の間貯蔵し、秋にそのまま出荷する日本酒です。冷やで飲むと特有のまろやかさが感じられるこのお酒は、熟成された旨味と深みが特徴。今回は、ひやおろしが一番美味しい季節や、適した酒米、精米歩合、そしておすすめのひやおろしを5つご紹介します。
ひやおろしが一番美味しい季節
ひやおろしが一番美味しいのは、まさに秋の始まりです。9月から10月にかけて、残暑が少し和らぎ、夜風が涼しく感じられる頃が最適なタイミング。秋の味覚が豊富に揃い始めるこの時期、ひやおろしは脂ののった魚やきのこ料理と絶妙にマッチします。夏の間、貯蔵されていたことで生まれるまろやかさと熟成された味わいが、秋の料理と共に至福のひとときを提供してくれるでしょう。
ひやおろしに適した酒米
ひやおろしに使われる酒米には、特に「山田錦」や「五百万石」が適しています。これらの酒米は、しっかりとしたコクとバランスの良い旨味を生み出すのが特徴で、ひやおろしの熟成によってさらに深みが増します。特に山田錦は、豊かな甘みとキレの良さを併せ持つため、ひやおろしの醍醐味であるまろやかさと調和します。一方、五百万石は軽やかでスッキリとした後味が特徴で、熟成による丸みが増したひやおろしにもぴったりです。
ひやおろしの精米歩合
ひやおろしの精米歩合は、一般的に50%から60%程度が多く見られます。この精米歩合は、米の旨味を残しつつも、洗練された味わいを引き出すために最適なバランスです。精米歩合が高いほど、よりフルーティで透明感のある味わいになりますが、ひやおろしには少し重量感のある50%台のものが、料理との相性が良くおすすめです。
おすすめのひやおろし5選
真澄 純米吟醸 ひやおろし ー宮坂醸造(長野県)ー
長野県の老舗蔵元、宮坂醸造が誇る逸品です。山廃仕込みによる深い味わいが特徴で、まろやかな酸味とサッパリとした飲み口のバランスが絶妙です。冷酒から常温まで幅広い温度帯で楽しめ、秋の味覚との相性も抜群です。
上善如水 ひやおろし ー白瀧酒造(新潟県)ー
人気ランキングで首位を獲得する実力派です。白瀧酒造の代表銘柄である上善如水のひやおろしは、通常の上善如水の特徴である滑らかさに加え、熟成による深みが加わっています。秋の夜長にゆっくりと味わいたい一本です。
越乃景虎 ひやおろし ー諸橋酒造(新潟県)ー
新潟県の名門、諸橋酒造が手掛ける銘酒です。越乃景虎の特徴である力強さと繊細さのバランスが、ひやおろしによってさらに洗練されています。冷やでも燗でも楽しめる懐の深さが魅力です。
天狗舞 山廃純米ひやおろし ー車多酒造(石川県)ー
石川県を代表する銘柄、天狗舞のひやおろしです。山廃仕込みによる複雑な味わいと、ひやおろしならではのまろやかさが見事に調和しています。秋の味覚、特に加賀野菜との相性が抜群です。
陸奥八仙 緑ラベル 特別純米 ー八戸酒造(青森県)ー
青森県の八戸酒造が醸す逸品です。フルーティーな香りと程よく熟成された丸みのある味わいが特徴で、冷酒から常温まで楽しめます。青森の豊かな自然を感じさせる、爽やかで奥行きのある味わいが魅力です。
結び
秋の夜長、ひやおろしを片手に美味しい料理を味わいながら、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した5つの銘柄は、どれも個性豊かで、きっとあなたの心を満たしてくれるはずです。ひやおろしは、日本酒が最も美味しくなる瞬間の一つです。ぜひ、この機会に、あなたにとって最高のひやおろしを見つけてみてください。そして、美味しいお酒を飲む際には、くれぐれも飲み過ぎには注意しましょう。楽しいお酒の席も、ほどほどに。
最後に、今回ご紹介した情報はあくまで一例です。日本酒の世界は奥が深く、まだまだたくさんの魅力的なひやおろしが存在します。ぜひ、色々なひやおろしを試して、あなただけの「とっておきの一本」を見つけてください。
それでは、素敵な秋の夜をお過ごしください!乾杯!
コメント